仙台育英学園 3.11大震災復興委員会から 2011.3.28
 
 
文部科学省高等教育局私学部私学行政課が宮城野校舎を視察
「私立学校にも公立校同等の対応で
 復興への支援をおこなっていきます」

 3月28日、文部科学省高等教育局私学部私学行政課の担当官が本学園法人局を来訪。3月11日の大震災による本学園の被害状況についての調査が行なわれ、宮城野校舎の損害状況を視察しました。

 来訪した担当官に、加藤雄彦校長先生は文部科学大臣にあてた『現状報告(東日本大震災による被害)』を提出し、3月28日時点における生徒の安否確認状況、および本震で痛んだ建物・施設の現状、今後大きな余震が発生した場合のさらなる被害の可能性、福島原子力発電所の問題など、現時点において解決に向けて早急に考慮していかなければならない難題の数々について報告しました。さらに、「国が策定する私立学校への復興計画が現場の声を充分に受け止めた内容になること」を要望し、「本学園に在籍する約2,800人の生徒(この他、通信制課程は約500人在籍)と350人の職員に再び笑顔が戻り、将来への夢と希望を育める環境になることを期待します」と訴えました。加えて、今後の校舎・施設の利用計画、授業再開への見通し、生徒の通学手段の確保などについての説明をしました。
 これに対して、文部科学省担当官からは、国として学校復興の補正予算を組み、「公立学校だけでなく、私立学校にも同等の対応で復興に向けての支援を全力で行っていきます」と、力強い言葉を得ました。

 その後、関係者一同で宮城野校舎の建物を巡り、被害の状況を確認しました。