9月12日 宮城県議会総務企画委員会県内調査(宮城野校舎)

 
 
 

 「東日本大震災 被害状況について」および「東日本大震災 生徒への対応について」の調査のために、9月12日(月)、宮城県議会総務企画委員会の委員10名と地元議員2名が本学園・宮城野校舎を訪ねられました。

■宮城県議会総務企画委員会委員(敬称略)
 柏  佑整 (塩竈選挙区)
 只野 九十九(登米選挙区)
 伊藤 和博 (泉選挙区)
 菅間 進  (青葉選挙区)
 佐藤 詔雄 (白石・刈田選挙区)
 外崎 浩子 (泉選挙区)
 長谷川洋一 (角田・伊具選挙区)
 佐々木喜藏 (石巻・牡鹿選挙区)
 安藤 俊威 (白石・刈田選挙区)
 相沢 光哉 (青葉選挙区)

■宮城県議会議員【地元議員】(敬称略)
 庄子 賢一(宮城野選挙区)
 石川光次郎(宮城野選挙区)
 

 「今日は仙台育英学園のみなさんからご報告、ご意見をいただき、それをこれからの県政の中で反映させ、被害に対しての対策をしっかりと講じていきたいと思います。」との県議総務企画委員会・柏佑整委員長の挨拶から会はスタート。続いて、大泉和夫学園副理事長が挨拶および被害の状況概略説明をおこなった。特に、3月11日当日、生徒は平常授業のため校舎内にいたが、生徒、教職員ともに1人の怪我人もいなかったことを報告し、宮城野校舎の被害が甚大なために5棟すべてを解体して全面的改築し、3棟に集約して平成25年3月末の竣工をめざすことにご支援いただくようお願いした。
 次に、渡邉征人法人局参与(復興担当)が宮城野校舎・多賀城校舎の具体的な被害状況を資料・写真を提示しながら報告。佐藤一雄秀光中等教育学校副校長が秀光中等教育学校について、村岡利信仙台育英学園高等学校副校長が高校について、それぞれ報告した。

 さらに、質疑・意見交換に入る前に、宮城県私学文書課の大森課長から、当日、中川正春文部科学大臣が県庁を訪問したことが報告され、「子供たちが元気に学校に通って過ごせるようになることが復興に弾みをつける。そういう意味で教育機関に対する支援は充実させていかなければならない。」と述べたことが紹介された。

 次に、質疑応答と意見交換が行われた。
 各議員からは、
「仙台育英学園の被害総額はどのくらいか?」
「校舎再建と今後の生徒数の見通しは?」
「生徒のPTSDに対して、養護の先生はどのように対応したか?」
などの質問が次々となされ、積極的、建設的な意見が交わされた。

 質疑応答・意見交換終了後、震災による被害の跡が残る第一北辰4階の状況を視察していただきました。