初代宮城野校舎“講堂”の基礎が新校舎建設工事現場から!

 
 
 

 3月の大震災から7ヵ月が過ぎた10月11日、宮城野新校舎建設の工事現場で、昭和20年代の“初代宮城野校舎”の基礎が見つかりました。
 旧校舎発見の現場は、震災で大きな被害を受けて解体中の校舎のうちの記念一号館基礎の下。コンクリートの基礎と数十年間度土中にあってすっかり赤茶色に錆び付いた鉄筋が掘り出されました。このコンクリートと鉄筋は昭和24年当時、多賀城海軍工厰(こうしょう)から移築され、当時、講堂として使用された建物の基礎。いわば、“初代宮城野校舎”の基礎が、数十年間の眠りから覚め、“三代目宮城野校舎”の建設現場に姿を現したといえましょう。掘り起こされた基礎の一部は過去の貴重な“記念”として保存。近々、展示の予定です。
 “三代目”である宮城野新校舎は、平成25年3月末の完成をめざして建設が進められていきます。