2014 Topics  駐仙台大韓民国総領事館 副総領事 梁桂和先生による特別講演会
 
韓国と日本の交流を学び、将来グローバリストとして世界で活躍するために
 
 
駐仙台大韓民国総領事館 副総領事 梁桂和先生による特別講演会

 演題:『韓・日関係の美しい未来のため
     —21世紀のグローバル人材像—』
 講師:駐仙台大韓民国総領事館 副総領事
     梁桂和(ヤン ゲファ)先生


 2014年4月に起きた韓国フェリー『セウォル号』の転覆事故で犠牲となった方々を悼み、本校生徒が駐仙台大韓民国総領事館を弔問し千羽鶴を届けました。後日、副総領事 梁桂和先生が本校を表敬訪問してくださり、そのご縁で本校での特別講演会がおこなわれることになりました。講演のテーマは「韓・日関係の美しい未来のため—21世紀のグローバル人材像—」。会場の多賀城校舎サウスウイング中講義室には、外国語コース1〜3年生の生徒、そして本校に短期語学研修中の韓国からの留学生が参加しました。



お互いに国を訪問し、直接触れ合うことで
信頼が生まれます


 梁先生は講演のきっかけについて「セウォル号犠牲者の弔問のとき、仙台育英学園から千羽鶴をいただいたことに本当に感激して、どのような学校なのだろうと興味を抱き、表敬訪問をさせていただきました。そこで加藤雄彦校長先生から外国語コースに韓国語を勉強している生徒がいることを聞き、ぜひ講演させていただきたいと今回に繋がりました」「本日は韓国語を習っていない学生の方もたくさん来てもらえて…皆さんにお会いできて嬉しいです」と述べられました。

 講演では、韓国の人口や面積について写真などで分かりやすく説明していただき、その中で日本との交流の歴史を振り返ります。仙台市と韓国の光州市は国際姉妹都市関係となっていること、そして資料のなかには宮城県知事や仙台市副市長が韓国に招待されたときの写真もありました。梁先生は「日本と韓国はとても親しい、近い間柄。相互の文化交流も活発であることがうかがえます」「百聞は一見にしかず、という言葉にあるように相手国を訪問し触れ合うことで分かりあうことができ、信頼が生まれる」のだと話してくださいました。




将来世界で活躍するために
大切にしてほしい5つのこと


 日本語、ドイツ語など5カ国語に堪能でいらっしゃる梁先生。21世紀のグローバル人材像として、夢・勇気・情熱を持ち、チャンスを得るための良い“印象(イメージ)”と周りの人との人間関係“縁”を大切にしてほしいと話され、生徒たちにこれからの生き方を教えてくださいました。梁先生は最後に「皆様がこの5つを身につけて将来この地域社会、そしてアジア・世界のために頑張ってくださることを期待しています」と結ばれました。
 講演後、梁先生に外国語コース3年生の佐藤さん(花山中出身)が韓国語でお礼の言葉を述べ、花束をお贈りしました。
 生徒たちは梁先生の優しいお人柄に触れて、和やかな雰囲気と大きな拍手で講演会は終了しました。