2015 Topics スウェーデン・剣道ナショナルチーム監督 佐藤公美さんインタビュー
 
600以上の島々、豊かな自然…。魅力いっぱいのミクロネシア連邦を学ぼう スウェーデン・剣道ナショナルチーム監督
佐藤 公美さん



1997年仙台育英学園高等学校 英進進学コースを卒業後、スウェーデンへ渡った。はじめは仙台育英の姉妹校であるチョッピング市にある高校に通いながら1年間ホームステイを経験。その後現地の大学に通い、2003年からスウェーデンのナショナルチーム監督として就任。指導をしながら多くの国際大会で活躍している。
 
 

仙台育英 剣道部、初めての女子部員として


 仙台育英の剣道部に女子が入部したのは、私が初めて。当時剣道を指導してくださったのは遠藤先生という方です。素晴らしい先生だと聞いていたので、私自身も “先生に付いていきたい”と覚悟を持って臨んでいました。部活で「明日まで髪を坊主にするように」、という指示があったときも私(女子)はやらなくていいよと言われたのですが、自分も坊主にしたというエピソードもあります。
  高校卒業後、日本の大学にすすむ道もあったのですが、もっと視野を広げたい、そして福祉も勉強したいと思ったことで福祉国家のスウェーデンへ行くことを決意しました。

お互いに切磋琢磨できる関係を築けています

 5歳から剣道を続けていて、高校を卒業してスウェーデンへ行くときも、剣道をやめるつもりはありませんでした。
 2003年からナショナルチーム監督として指導していますが、ナショナルチームのメンバーから自分が未熟だと思っている部分を教えてもらうこともあり、家族のような関係になっています。剣道を指導していると、相手のレベルがどんどん高くなっていくので、自分自身もレベルアップしていかないと指導ができない。お互いに切磋琢磨できる環境は、私に勉強する機会を与えてくれているのだと思っています。


仙台育英は、可能性を掴める学校です

 仙台育英という学校はがんばる人にとって、色々な可能性が掴める学校です。私はもし留学していなかったら、視野がとても狭くなっていたと思います。仙台育英を選んだからこそ、広い世界を見ることができました。
 後輩の皆さんにはせっかく仙台育英という環境に居るのですから、積極的に広い世界を見て、将来に向かって進んでほしいです。