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第2回サイエンス・コ・ラボ |
日 時:2014年9月20日(土)13:00〜16:00
場 所:宮城野校舎 理科実験室
テーマ:『分子のキラリティ(対掌性)と旋光度の実験』
参加生徒:秀光4・5年生および
特別進学コース1・2年生 (希望者)
講 師:東北大学高度教養教育・学生支援機構
小俣 乾二 助教
大学院生の皆さん |
2012年夏からスタートした、秀光中等教育学校と仙台育英学園高等学校 特別進学コースによる理科の共同実験講座『サイエンス・コ・ラボ』。毎回教授をはじめ専門の先生方を招いて専門分野の実験・実習を体験できます。
第2回のテーマは、『分子のキラリティ(対掌性)と旋光度の実験』。指導のため、東北大学高度教養教育・学生支援機構から助教の小俣 乾二先生と大学院生2名にお越しいただきました。教室には、秀光の4・5年生と特別進学コース1・2年生の希望者が集まりました。
鏡に映した形が元のものと、同じにならない“キラリティ”
「分子のキラリティと聞くと、皆さんあまり聞いたことがないかもしれませんが、実は重要な言葉」なのだと生徒に話す小俣先生。「ヒトの右手を鏡に写すと、鏡像は左手になります。このようなキラリティ(対掌性)を持つ現象が自然界にもたくさんあります」と自然界の植物や、らせん階段にも“キラリティ”があることを説明していただきました。
キラル分子は皆さんにとっても、身近で重要なものです
最後に小俣先生は「キラルな分子は身の回りにあって、皆さんの存在自体がキラルな分子からできており、非常に重要な役割があるのだということを勉強していただけたかと思います」と話してくださいました。
キラリティがどんな物質かという疑問から、キラル分子の起源は宇宙からやってきたかもしれない、という好奇心をくすぐられる話まで小俣先生の丁寧なご指導によって、生徒はさまざまなことを学べたようです。
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