2014 Topics

 第7回サイエンス・コ・ラボ

 
酵素のはたらきを活かして 自然のエネルギーから電気をつくろう
 
 
    第7回サイエンス・コ・ラボ

日 時:2014年12月13日(土)13:00〜16:00
場 所:宮城野校舎 理科実験室
テーマ:『酵素で発電』
参加生徒:秀光4・5年生
     特別進学コース1・2年生 (希望者)
講 師:東北大学大学院工学研究科 バイオロボティクス専攻
    西澤 松彦教授
    大学院生の皆さん


 「今回の電池には、基本的に金属は登場しません」「酵素という、生物の反応そのものから電池をつくりだすということにチャレンジします」と話す西澤先生。
 第7回サイエンス・コ・ラボのテーマは『酵素で発電』。指導のためお越しいただいたのは、東北大学大学院工学研究科バイオロボティクス専攻の教授である西澤 松彦先生と7名の大学院生の皆さんです。宮城野校舎理科実験室の教室には秀光4・5年生と特別進学コース1・2年生の希望者が集まりました。

 

 
実験内容
 

ナノメートルの世界を想像してほしい

 「今回、結構難しいことをしたんです」「皆さん、(発電性能の評価が)非常に良い数値でびっくりしました」と西澤先生。笑顔で生徒たちをほめてくださいました。そして、発見から現在までの約5年で急速に発展している酵素の発電について「目には見えないナノメートルの世界を、想像力を膨らませて思い描いてほしい」と話してくださいました。



 サイエンス・コ・ラボが今年度の全7回を終えました。生徒たちは初めて耳にするテーマを実践したり、普段触れることのできない電子走査顕微鏡の操作なども体験し、新たな視野と関心を持つことができたようです。東北大学からお越しいただいた先生方をはじめ、大学院生の皆さん本当にありがとうございました。

サイエンス・コ・ラボとは

 2012年夏からスタートした、秀光中等教育学校と仙台育英学園高等学校 特別進学コースによる理科の共同実験講座『サイエンス・コ・ラボ』。毎回教授をはじめ専門の先生方を招いて専門分野の実験・実習を体験できます。