実験2 色の変わる化学反応 〜マジックのように色がかわる5種類の実験を体験しよう〜

 
色がかわる瞬間を見逃さないでね!  
 
色とりどりの炎で燃える、とっておきのロウソク作り
 

 試験管やビーカーを使った、本格的な化学の実験が楽しめる『色の変わる化学反応』です。担当の相馬先生から「今日行う実験は5種類です」と説明と諸注意がありました。

 実験1 …まぜると色が変わる反応
 まずは相馬先生による『まぜると色が変わる反応』です。

 5種類のビーカーの溶液を半分ずつ隣のビーカーに混ぜていくと、毎回色が変わっていきます。子どもたちは驚きながらも「次は青!」と予測します。
 相馬先生は、「溶液の2つのイオンが、ほかのものと結合して色を出す」のだと説明してくれました。

 実験2 …金属のつぶを入れて待つと色が変わる反応
 3つの試験管に違う溶液を3滴ずつ入れて、カルシウムの粒を入れると…、

 泡を出しながら赤の試験管の溶液は黄色、黄色は→青、○透明は→ピンクに! 
  酸性の溶液が、カルシウムを入れたことで水素が出てアルカリ性にかわったのです。まったく異なる色に変わるのを子どもたちはビックリしながら見つめていました。

 実験3 …ふると色が変わる反応
 2つの三角フラスコに溶液を入れて、振ってみると…


三角フラスコA ○無色透明→
三角フラスコB 黄色→オレンジ→(さらに強く振る)黄緑色

 振っている間は次々に色が変化し、そっと置いておくともとの色に戻ります。「空気中の酸素が溶けこみ、中の薬品と反応することで色がかわります」と相馬先生から説明がありました。

 実験4 …待つと色が出る反応
 2つの試験管のなかみを混ぜて、ゴム栓をして強く振ってみよう!

 振ったあともしばらく透明だった液体が、ある瞬間パッと真っ黒にかわります。ストップウォッチを使用して、何秒で変化が起きるかを確かめました。

 実験5 …まぜると色が出たり消えたりする反応
 三角フラスコの中に3種類の液体とかくはん子を入れて、回転させてみると…

 振動反応により、○無色透明→黄色→黒紫色がループしながら8回ほど変化します。
  相馬先生の説明では「非常に複雑な反応が起こって、最終的にもとに戻るのです。溶液の濃度を変えることで、もっと変化の回数を増やすことができます」と話してくれました。

 そして実験の最後に「今日やったように化学反応にはいろいろな面白い実験があります。どうしてそうなるのか、と興味をもって勉強を続けてほしいと思います」と小学生の皆さんに呼びかけました。
 

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