2014 Topics

 第3回サイエンス・コ・ラボ

 
東北大の最先端の技術を 実際に体験できる ! “銅ナノ粒子の合成”
 
 
    第3回サイエンス・コ・ラボ

日 時:2014年10月18日(土)13:00〜16:00
場 所:宮城野校舎 理科実験室
テーマ:『伝導性金属ナノ粒子の合成と利用法』【前編】
参加生徒:特別進学コース1・2年生 (希望者)
講 師:東北大学大学院環境科学研究科
    高橋 英志 准教授
    横山 俊 助教
    大学院生の皆さん


今回のサイエンス・コ・ラボは、前編・後編の2部構成


 第3回のテーマは、『伝導性金属ナノ粒子の合成と利用法』です。
 今回のサイエンス・コ・ラボは前編・後編の2回で1つの講座になっています。本校宮城野校舎で合成した“金属製伝導ナノ粒子”を、第4回(11月1日実施)に東北大学の環境科学科研究室を訪問し、電子顕微鏡で観察を行います。
 指導のためお越しいただいたのは、東北大学大学院環境科学研究科から准教授の高橋 英志先生と助教の横山 俊先生、そして大学院生4名の皆さんです。宮城野校舎理科実験室に特別進学コース1・2年生の希望者が集まりました。


“金属ナノ粒子”を東北大の最先端技術で合成しよう

 「自宅で淹れたお茶は時間が経つと層ができますが、買ってきたお茶や缶コーヒー等は長時間置いても沈殿しづらいですよね」と高橋先生が生徒たちに問いかけます。粒子の表面は必ずプラスかマイナスの電気を帯びています。缶コーヒーなどは粒子の表面電位というものをうまく制御することで沈殿しないようになっています。この表面電位を利用して、プラスとマイナスの電気を帯びた2種類の金属ナノ粒子を、東北大の最先端技術を使用して合成します。

 
実験内容


“これから先、いろいろなことを経験していってください”

 講座の最後に高橋先生から実験について、「経験値は重要です」「言われた通りにやってもできないもの」だと、再現することの難しさについての話がありました。そして生徒たちに「経験を積むとだいぶ変わってくると思いますので、いろいろなことを経験していっていただければと思います」と話してくださいました。次回は生徒たちが東北大学を訪れ、ナノ粒子を観察します。


第4回サイエンス・コ・ラボ

2014年11月1日(土) 
場所:東北大学大学院 環境科学研究科

当日の様子はこちら
今年実施された第4回サイエンス・コ・ラボの様子

 

サイエンス・コ・ラボとは

 2012年夏からスタートした、秀光中等教育学校と仙台育英学園高等学校 特別進学コースによる理科の共同実験講座『サイエンス・コ・ラボ』。毎回教授をはじめ専門の先生方を招いて専門分野の実験・実習を体験できます。