10月1日から6日までの6日間の日程で本校獅子太鼓部10名と茶道部6名が南北アメリカの中央、カリブ海に浮かぶキューバ共和国を訪ねました。訪問の目的は日本・キューバ友好議員連盟による『日本・キューバ友好400周年交流事業』でのキューバ訪問への交流団の一員としての参加。太鼓と茶道、日本文化を通しての文化交流が目的です。
2001年、支倉常長像を首都ハバナに
本学園は平成13年(2001年)にキューバ共和国ハバナ市の旧市街地に支倉常長像を寄贈しました。寄贈したのは、仙台藩主伊達政宗公の命を受けて太平洋を渡った支倉常長ら慶長遣欧使節団が400年前の1614年に日本人として初めてキューバの土を踏んだことに由来します。
スタートは1999年から
本学園とキューバ共和国とのつながりは像が建つ2年前、1999年に当時のキューバ共和国在日キューバ大使館からエルネスト・メレンデス特命全権大使(当時)が講演のために本学園にいらっしゃったことから始まります。翌年には秀光の生徒28名がキューバ共和国を親善訪問。キューバからはシドニーオリンピックを前にしたバレーボールと野球のナショナルチームが合宿練習のため本学園を訪れました。
今年7月には「日本・キューバ交流の集い」が
そして2001年にキューバ共和国首都ハバナに支倉常長像が建てられ、さらに2011年には本学園理事長 加藤雄彦校長先生が、キューバ共和国からキューバと日本両国の友好親善を促進した功績により『友好勲章』を贈られました。今年(2014)7月には宮城野校舎ゼルコバホールを会場に、「慶長遣欧使節団キューバ共和国ハバナ寄港400周年記念行事 日本キューバ交流の集い」が開かれています。
記念式典、レセプションで
このような経緯を踏まえてキューバへと旅立った獅子太鼓部と茶道部の生徒たちは、同国首都ハバナで開催された記念式典や記念レセプション等で演奏を行い、お茶をふるまい、日本とキューバとの親善のための活動への大きな役割を果たしました。
生徒一人ひとりが「キューバ大使」として
羽田空港からチャーター便でキューバに向けて飛び立つ前日に訪問したキューバ共和国大使館(東京都港区)において、マルコス・ロドリゲス・コスタ駐日キューバ共和国特命全権大使からはこんなメッセージをいただきました。
「生徒の皆さん一人ひとりが、帰国後にキューバのすばらしさを日本の人たちに伝えていく“キューバ大使”として、自らの目でキューバを見、感じて欲しい」
そのような“特命”を受けて旅立った生徒たちの6日間を紹介していきましょう。 |